値下げできませんか?って聞く愚の骨頂!
おはようございます、サンエツ電機の高橋です。
今回は、牛乳屋さんが作った紅茶ラッテが美味しいというお話(違います笑)
今回は、値下げできますか?と聞くこと自体が愚の骨頂というお話です。
結論から言うと、値下げなんていくらでもできるんですよ、なんならタダでも可能です。
いくらでも下げれます、これ本当に。
ただ、その分失われるものが増えるだけなんで。
なぜ値下げがそんな可能かというと、それは”意思決定”だけで決まるものなんで。
勿論、会社が潰れるとか従業員に給料払えなくなるとか大きな弊害が出てきますが極論、可能というあくまで可能性のお話ですが。
取引が多いお客様で、予算が少なく提示された金額では原価割れする場合…これが1回から複数回続けば、取引自体将来消滅することを考えると、取引が多いお客様側は目先の利益(予算)を取って将来の取引を失う長期的な損を取ることになります。
簡単にまとめると、値下げなんて”意思決定”のみで決まるので出来て当然で、当たり前なんですよね。当たり前のことを聞くっていう行為がもはや”損”している訳で、かつ将来確実に失うものを引き寄せることになるので、長期的に考えると大きな損失になります。
これらは、製造業や建設業にとくに顕著で、”作業内容や制約・条件等”を踏まえた上での【価値】で金額が決まるのではなく、あらかじめ決まった予算内が最優先されているので、昨今叫ばれているジョブ型雇用や高品質商品・高性能工具・生産性向上したところで決められた予算が低ければどんなに生産性を高めても低予算でも利益が出せる選択肢が増えるだけで、単価は上がらないのが現状ですね。
ビジネスの基本を踏まえ…
先払い⇒後貰い
短期的な損⇒長期的な得
上記を念頭に置いておきましょう。
逆に値下げすると以下の状態になります。
先払い⇒後貰い(少)
短期的な損(そもそも後貰いが少ないので投資できない)⇒長期的な得(利益出すのに時間がかかる)
生産性を高めるのにも大きな時間かかってしまうので、資本主義=お金で時間を買う(生産性向上の投資)が遅れる悪循環。
いまの現状は、どうしても予算制約というのが付き物で、これを一切合切無くすことは難しいのですが…
それでも、取引先を”成長”させることで生産性向上してもらう、それが結果的の自分の恩恵になる循環をイメージしながら取り組んで行く…
いまコロナ渦で未曽有の失業・休業・倒産により日本全体の生産性も落ちています。
今からでも遅くないです、取引先を”自分が”生かす・成長させるといったビジョンを持って末永く続く道を改めて舗装していくことが、この先絶対的な強みになります。
貴方もぜひ、こんなビジョンを持って取り組んでみては如何でしょうか?
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