機内配線工事(計装工事)の需要が増えている?それとも供給が減っているのか?
こんにちは、サンエツ電機の高橋です。
通勤に使う裏道が工事中で通れなくて工事期間を確認したところ、11月26日にて工事完了と書いてあったので、26日以降に通ったら工事中で12月15日に延長されて思わず【なんでだよ!】と車で一人ツッコミした高橋です。
今回のお話は、”機内配線工事(計装工事)の需要って減ってるの?それとも供給が減っているの?”というお話です。
このお話を進める前に注意して欲しいことがあるのですが、この話が全体で絶対に起きている話ではないとうことを念頭に見て頂ければと思います。
まず、私の結論ですが…需要に関しては【現状、需要減っているが今後次第では弱いながらも回復・成長するでしょう。】
供給については【全体で見た微々たる部分で減少しており、日本政府の持続化給付金や家賃補償といった政策がある今はなんとか耐えているいる状況です。】
(すべての電気工事業者がそうとは言いません、成長している会社もあります)
そもそも、現状がデフレ=需要に対し、供給余り
これがデフレの状況なので、あまりいい言い方ではありませんが…需要も減っているけど、供給も微々たる減少しているので、耐えた会社に失われた供給分(仕事)が回っているので、そういった面で仕事量が増えた部分もあるでしょう。
もうひとつ電気工事の強みとしては、インフラの一環を担っていること、保守点検がいつか発生するということがこういった不況でも耐え抜ける要因のひとつです。
現在、サンエツ電機にご依頼をかけてくれる企業様や仲間からは、十中八九で機内配線工事の専門の企業は減っている、個人でやってる人もやめてしまった…見つけられない!といった声がかなり増えてきています。
そもそも機内配線工事(計装工事)というのは、電気工事の中でもかなりマイナーな分野であり、かなり幅広い技術・知識・経験・道具・材料を駆使するので、職種として定着しにくいんですね。
電気工事やろうかな?という人にあっても、この”機内配線工事(計装工事)”自体が知名度がない為、そういった電気工事やろうと考えている方々の選択肢になってないのも問題かなと。
さらにこういった事情があるので、若者が少なく高齢化が大分進んでいるのも大きな原因のひとつでしょう。
なぜなら、ベテランから見たら若者=息子もしくは孫レベルまで年が離れてしまう為、時代背景や考え方にかなり違いがあり、その間を取り持つ中堅がいないので、そこの認識を縮めることはお互いに難しいでしょう。
2019年は、人手不足深刻化が騒がれてきましたが、2020年は消費増税とコロナ渦により人手余りが起きています。
電気工事分野に関してもこの波は見えないながらも煽りを受けています。
それ以外にも要因があるのですがそこはまぁ上記に比べたら小さい話なので割愛しますが、人手余り⇒解雇⇒倒産・廃業・休業…と進んでいくと人手余っているが働く会社がない、コロナ以前にあったサービス・商品が減るor失われていく…
これは、商品・サービスだけでなく、そこで得た経験・知識・技能・技術も失われていくことになります。
経営が厳しくなると、集客~マーケティング~ブランディング~と考えがちですが、一旦深呼吸して、まず【貴方(会社)がそこにあるだけで】まず価値があることを改めて認識しましょう。
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